1 はじめに
本校は、ここ数年比較的生徒が落ち着いた雰囲気で学校生活を送ることができるようになってきた。これは、学習規律をはじめとした生徒指導について全職員で共通理解し、徹底して行うことや、学習指導の取組を統一し、職員が同じ方向を向いて指導を行ってきた成果が徐々に現われてきていると考える。そこで、本校の学力向上を図るための取組を紹介する。
2 取り組みの概要
(1)基礎・基本の徹底
@ 補充学習
定期考査や実力テスト、その他各種試験が行われる際、補充の時間を設定し、学習内容を振り返ってテストに臨む姿勢を身につけさせた。
A 学習コンクール
漢字、英単語、計算コンクールを毎学期実施し、生徒が目標を持ち、仲間と助け合いながら、目標達成のために努力する活動に取り組ませた。
B 自学ノート
毎日、自学ノートに、各自での課題に応じた家庭学習を行い、毎朝必ず提出する取組を行った。
(2)授業改善
@ 学力向上検証改善サイクル年間計画に基づいた取組み
全国学力・学習状況調査及び福岡県学力調査の自校採点を行い、その結果から本校の課題を洗い出し、日々の授業改善へとつなげた。
A ICTを活用した授業実践
生徒の興味・関心を高め、わかりやすい説明やまとめをするために、ICTを活用した授業実践に、積極的に取り組んだ。
(3)その他
@ 勉強合宿
11月の実力テスト前に、3年生が1泊2日の勉強合宿を英彦山で実施した。
A 川崎中校区小中連携
川崎中学校の校区である川崎小学校、真崎小学校と、授業研修や合同研修会を行い、統一した指導の確認や児童、生徒の学力実態などの交流を行った。