小学校での実践


平成30年度の実践成果  


  平成30年度 田川郡小学校中堅教員研修会の取り組み
 田川郡小学校長会  
はじめに(今日的課題から)
 「知識基盤型社会」(質の高い知識をもち、使いこなせることが求められる社会)の時代と言われる現状において、確かな学力、豊かな心、健やかな体の調和を重視する「生きる力」をはぐくむことがますます重要になっている。また、児童自ら課題を見つけ、生きるために必要な技能を身につけさせたり、探究的な学習を通して自ら課題に気づき、問題を解決する力を身につけさせたりする力を生み出すことの指導のできる若手教員の育成や学校経営を担うことのできる人材の育成が急務になっていると考える。
 目的
田川郡の小学校に勤務する中堅教員が教育に関する諸問題や教育法規及び施策等について研修を深めることにより、その資質・能力を高め、学校経営を担うことのできる人材になること。
 研修内容・方法等
1) 教育関係法規、今日的課題、教育実践報告書作成、面接試験対策等を中心に行う。
2) 講話とグループ協議・演習により研修を進める。
3) 研修計画 
 
  期  日  内  容  会 場 
 1  5月23日(水) 講話、研修内容・方法、研修計画等の説明
講師:原田 宏志 氏
演題:学校運営の中核を担う先生方に期待すること
 香春町民センター
 2  5月30日(水) 教育関係法規及び施策等(演習)、教育実践報告書の作成について(講話)  〃
 3  6月6日(水) 論文・教育関係法規及び施策等(演習)
教育実践報告書及び志願書の作成(演習)
 〃
 4  6月13日(水)  論文・教育関係法規及び施策等(演習)
教育実践報告書及び志願書の作成(演習)
 〃
 5  6月20日(水)  教育関係法規及び施策等(演習)、面接試験(講話)  〃
 6  6月27日(水)  教育関係法規及び施策等(演習)、面接試験につい  〃
 7 7月4日(水)   教育関係法規及び施策等(演習)、模擬面接試験  〃
 8 H31年
 2月28日(木) 
 若年・中堅教員合同研修会
 講師:奥 浩幸 氏
 演題:福岡県教育行政の課題と展望
 〃
 ※各回とも18:30〜20:00(1回目のみ19:00〜)

 4) 指導者
 田川郡小学校中堅教員研修会担当校長、外部講師、田川郡内小学校長等

 参加対象等
 1) 校長・教頭任用候補者選考試験、主幹教諭・指導教諭任用候補者選考試験を受験
   する教員、来年度以降受験を希望する教員を対象とする。
 2) 参加申込みをした場合、会員としてすべての学習会に参加することを原則とする。
 3) 毎回出欠の確認をする。欠席する場合は必ず連絡すること。

 成果と課題
 1)成果
 ・若手の人材育成や学校経営を担う人材になるという意識の高まりにつながった。
 ・参加者の願いや思い、目指す教師像の共有ができ、研修意欲の高まりにつながった。
 ・教育関係法規や教育問題、論文の書き方、実践報告書の書き方、模擬面接等の研修を
  積んだことで中堅教員としての力量の高まりにつながった。

 2)課題
 ・中堅教員の育成に取り組んできたが、依然として若年教員への指導や生徒指導等に不十分さが見ら れるので、さらに組織的な人材育成に努めていく必要がある。

 
   








平成29年度の実践成果


組 織 的 な 若 年 教 員 育 成 の 取 組
田川郡小学校長会

1 はじめに
  田川郡でも教員の大量退職・大量採用に伴い学校現場での急速な世代交代が進んでおり、実践的指導力や学び続ける意識を有する人材の育成が大きな課題である。また、教員の多忙化や学校の小規模化により、先輩教師から後輩教師に知識や指導技術等を伝達する機会が著しく減少した。そこで、田川郡小学校長会では、これまでの人材育成の在り方を見直し、郡内の若年教員育成を組織的・計画的に行うこととした。
2 若年教員育成の基本的な考え方
 〇 各学校の校長のリーダーシップ及び学校経営方針に基づき校内で人材育成を行うことを基本とする。(OJT)
 〇 各職場内での学びを補完する職場外での研修の場として、各指導領域のスペシャリストに学び、実践的指導力を育成する。
 〇 若年教員が疑問点や悩みを相談したり、共有し合ったりしながら、自らの指導力量の向上を目指す。
3 対象
 〇 田川郡内の小学校の教職経験10年以下の教員
4 若年教員育成の目標
 〇 主として学級担任を想定した実践的指導力を磨き、教職に対する意欲的な姿勢や学び続ける意識を育てる。
5 組織
 〇 田川郡小学校長会及び小学校教頭会若年教員研修会担当
 〇 各部運営委員
 〇 各部連絡係
6 これまでの実績

【体育科学習指導の基礎・基本】

 〇 講師は、田川市郡の教頭、主幹教諭、教諭、県教育センター及び筑豊教育事務所指導主事等
 〇 研修形態は、講話、実技、模擬授業等
 〇 研修内容は右グラフ参照



7 成果と課題
 〇 若年教員の研修意欲が高まった。また、課題や疑問点をもって研修に参加する態度が見られる。
 〇 課題意識をもって研修に臨んでいるため、研修後の質疑や意見交流が充実している。
 〇 参加者が研修会の進行や謝辞を行うなど、運営に関わることができている。
 〇 学校を超えた若年教員どうしの横のつながりが深まり、実践課題などの情報交換を行うことができている。
 ● 研修を元にした実践化を促すための、自身の実践のふり返りや交流の推進
 ● 参加者がテーマを決めるなど、参加者の意向がより反映される仕組みづくり


小学校校長会での実践          PDFデータ

平成29年度田川郡小学校若年教員研修会


                      田川郡小学校校長会若年教員研修担当


1 目的
 ○ 教育の各分野で専門的な知識や技能をもつ講師による講話や質疑及び演習、参加者によるミ
    ニ提案を計画的継続的に実施し、若年教員の実践的指導力を高める。

2 対象者
 ○ 田川郡内小学校の主に教職経験10年以下の教員を対象とするが、それ以外にも希望があれ
    ば参加できるものとする。(各学校の講師も含む)
 ○ 平成28年度に参加した教員は引き続き参加し、会の運営等を学ぶ機会とする。

3 主な研修内容
 ○ 各教科・領域の本質をふまえた基本的な学習指導のあり方に関する内容
 ○ 学級経営や生徒指導に関する内容

4 研修方法
(1)研修計画
     ☆ 月1回(6月〜2月で実施)
    ※ 毎月第1火曜日を原則とするが、その限りではない(年間計画参照)
(2)研修時間(勤務時間外)
     ☆ 19:00〜20:30
       (夏季休業中は、17:30〜19:00)
(3)基本的な研修日程
     ☆ 19:00〜20:10(70分間) 講師による講話、演習
     ☆ 20:10〜20:30(20分間) 質疑やミニ提案等
(4)研修の講師
     ☆ 校長会担当が講師を依頼する。

5 研修場所
 ○ 事務局を担当小学校に置き、原則として担当小学校を研修会場とする。

6 研修組織
 ○ 校長会担当  校長会より2名
 ○ 事務局      教頭会、教務主任会より各1名
                           若年教員研修会参加者(会計も兼ねる)
 ○ 運営委員    研修会参加者の中から各部より1名選出
 ○ 連絡係      研修会参加者の中から各学校1名選出(運営委員が兼任可)

 ※ 事務局      各部運営委員 ⇔ 各学校連絡係 ⇔ 各個人のラインで、

         研修会に必要な連絡は行うものとする。

     (下の組織図参照)


7 実施上の留意点

 ○ 勤務時間外なので出張にはならない。事故には各個人が十分な注意をする。

 ○ 年会費は500円とし、それを事務費や印刷費、講師謝金に充てる。

 ○ 各部の運営委員は毎回、各学校の連絡係と連絡をとり、受講者の出欠を取りまとめて、研修会

   前日までに事務局へ連絡をする。

 ○ 年度途中からの参加も可とする。(年会費500円は徴収する)

 ○ 講話内容に応じて、学習指導要領各教科の解説書等を持参する。

 ○ 会の内容の充実及び受講者のニーズをふまえた講話ができるように、終了時にアンケート(学ん

   だこと・次回の研修内容に関する自分の課題等の記述)を行う。


8 本年度の研修計画(年間9回)

   会場  糸田小学校多目的ホール他  19:00〜20:30実施(通常)

                                              17:30〜19:00実施(夏季休業中)

     (研修計画は下を参照)





校内での実践